旭川市 「旧宮北秀吉邸」
旭川市9条10丁目に近隣の建物とはそぐわない軟石造りの古い洋館があります。大正4年頃の建設と伝わる「旧宮北秀吉邸」です。宮北秀吉氏は和歌山県から当時の永山村に入植し、今で言う商社のような仕事で財を成し、多くの山林を所有「宮北製材合資会社」を興し現在に残る建物をみても相当の財力があったようです。外壁を美瑛軟石で囲った「木骨石造」工法でドイツ人の設計と言われていますね~アーチ状の窓や半円形の切妻など当時としては素晴らしい意匠だったと思います。現在は市の所有となっていますが、残念なことに保存状態は良いとは言えません、当時の構造物ですから建築基準法の耐震性などに問題があることが再利用のネックになっているのかも知れません。
by flycoachman
| 2015-01-15 20:42
| 美瑛軟石