「石山神社」狛犬
狛犬の素材ですが、以前に書いたように古くは寄せ木造り、多種の石材、焼き物、ブロンズ製やコンクリート製など多くの種類がありますね、奉納者、氏子中が予算や社格などに合わせて奉納したのかと思います。そのような事を勘案しながら、今日の「石山神社」狛犬を眺めれば、石山軟石の産地に相応しい素晴らしい造りの狛犬なんですね~残念な事に石工の名前は分かりません。明治33年8月奉献とありますので、同年頃に石山で軟石を採石していた石工集団の親方ではなかろうかと勝手に
「参考資料」 「狛犬辞典」上杉千郷著 「狛犬コレクション」三遊亭円丈著 「狛犬かがみ」たくき よしみつ著 「札幌の寺社」札幌市教育委員会 「獅子狛犬と龍」獅子狛犬研究会「神社と神道のQ&A」三橋健著 「神社辞典」白井永二 土岐昌訓著「神社と神様がよく解る本」島崎晋著 「北海道の狛犬」丸浦 正弘著「北前船寄港地と交易の物語」加藤貞仁著 「狛犬遍路みち」宇野 弘介著 (出版社名略)
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想像しています。軟石の狛犬は市内や近郊にたくさんありますが、本州方面にある古い意匠を再現したものは少ないですね、その素晴らしい意匠を持った狛犬がここに在りました。丹念に彫られた渦巻き状のたてがみ、手の込んだ尾、一般に狛犬の歯は牙状のものが多いですが、阿吽(あうん)共、綺麗な歯並びで、歯磨きのCMにでも出演しても良いほど(笑)ですね、この素晴らしい狛犬を見て頂きたくて、拝殿前からと後ろからの2パターンを並べてみました~軟石の産地の神社に奉納する狛犬ですから、石工さん達の安全や健康も祈りこめて彫られたのかもしれません、、
明治33年製ですから115年の風雪に耐えて来ました、もう限界です。阿形(あぎょう)の左前足に割れが入っています、!自分では病院に行けませんので、診察治療乞う!
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by flycoachman
| 2015-08-06 22:28
| 狛犬