「稲荷神社・川濯神社」狛犬(北斗市市渡)
北斗市の大野国道に面して、二つの神社名が刻された大きな社号標がありました。「稲荷神社・川濯神社」です。神社庁のデータベースに記載がないので委細不明ですが、道路拡張のため移転合祀されたようです。この神社は函館戦争の際、榎本武揚軍が陣を張ったり、土方歳三が兵と共に宿泊した場所として知られているそうで、北海道の歴史を語る上でエポックメーキング的な場所でもあるようですね~参道入口には朱の大きな稲荷鳥居、拝殿近くには安政六年奉納の花崗岩製の鳥居があり、
にほんブログ村
側にあった説明板によれば、花崗岩の産地北陸で、ある程度加工され北前船(弁財船)で運ばれ現在の七重浜に荷揚げされたものである。とあることから同地から七重浜まで直線距離で約10数キロ、文政六年の事ですからまともな道路など有る訳もなく、地図上で俯瞰すれば七重浜から大野川河口までは砂浜を馬橇(冬季なら)大野川からは引き船(曳船)で運んだと想像します。狛犬は一対、オリジナルな意匠ですね~阿吽(あうん)とも玉取りで、狛犬を何種類も見てきた石工さんが、彫ったようで、イイ仕事の狛犬ではないかと思います。奉納年、石工名は不明です。
にほんブログ村
ブログ作成の励みになります、お気に入りの写真、文章がありましたらクリックを!
by flycoachman
| 2016-03-15 22:19
| 狛犬