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カテゴリ:アイヌ民族( 5 )

平成27年度の「アイヌ文化賞」「アイヌ文化奨励賞」の贈呈式と「アイヌ文化フェスティバル」の催しが「かるで2・7ホール」でありましたので行ってきました。アイヌ文化賞受賞の「林 イッコ」さん(81歳)をはじめとして、アイヌ文化奨励賞を受賞した8名の皆さんの民族の文化を伝え残すご苦労と功績を聞き、祝辞を述べた方の詰まらせた声に誘われ、私も含め満員のホールに受賞を祝う涙が広がっていました。平成6年にアイヌ民族初の参議院議員 故「萱野 茂」氏が国会にアイヌ語を響かせて以来、平成20年に「アイヌ民族を先住民族とすることを求める決議」が全会一致で採択され、やっと民族のアイデンティティが回復されようとしています。受賞式後「アイヌ文化フェスティバル」となり「口承文芸」「古式舞踊」「ムックリ演奏&体験」などもあり有意義な体験でした。
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by flycoachman | 2016-01-16 23:15 | アイヌ民族
狛犬を訪ねて古平町の「厳島神社」に来てみましたが、残念ながら不在でした。社殿は新しく、近年改築されたものと思われます。鳥居が二基あり、一基めは上部(笠木、島木、貫)が、珍しい木製で柱が鉄製でした。参道の石段前の二基目の鳥居は御影石の古いもので「弘化」の年号なんですね~しかも奉納者が「運上家」と刻されていました。正確には「下ヨイチ運上家」です。その昔、知行主である松前藩が商人(場所請負人)に運上金を支払う事を条件に、土地や漁業権を貸し与え、商人は→支配人(責任者)を駐在させ、→通辞(アイヌ民族の通訳)→帳役→惣乙名(以下アイヌ民族)→脇乙名→小使→平土人などの職制を押し付け、搾取を続けて民族の尊厳を踏みにじって来た歴史があります。

1456年から数度起こった「コシャマインの乱」さらに212年後には「シャクシャインの乱」その後121年後に起こった「クナシリ・メナシの乱」そのほかにも小さな反乱は至る所で起こっていました。和人との交易の祭「メノコ勘定」に代表される搾取は、商人が人権や尊厳を無視した利益至上、現代において民法を蔑ろにするブラック企業と同一のものでしょう、、、話は逸れました、、狭い境内ですが、心の広い人々が建立した「シコロの碑」があります。シコロとはアイヌ語の転訛でキハダの木の事だそうです。

明治四十五年三月十九日、古平の港は大シケで前日から停泊していた「第二出羽丸」(百八十人乗船)は風に煽られ厳島神社前の岩礁に座礁したそうです~救助のため綱(つな)を船まで渡そうとするも、大シケの海では中々届きません、見かねた若者が必死の覚悟で海に飛び込み綱を船へと届けた後、太い綱を手繰り寄せ、吊り下げた竹籠で全員救助したそうです。この時、岸側に綱を繋いだのが「シコロの木」だったそうです。村民全員での救助は美談として後世に伝わっています。この話には、さらに後日談がありまして、救助された当時二十歳の女性の御子息が、古平の皆さんの美談を後世に伝えたいとの思いから寄付を申し出、厳島神社境内に「シコロの碑」を建立したのが昭和六十年だそうです。(参考 伝えたいふるさとの100話)
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by flycoachman | 2015-12-23 22:37 | アイヌ民族

「夷酋列像」

先日、北海道博物館で展示されている「夷酋列像」展を見てきました。サブタイトルに「蝦夷地イメージをめぐる人・物・世界」とある。主な展示は松前藩の家老で日本画家の「蠣崎 波響(かきざき はきょう」が描いた「夷酋列像」で江戸末期、12人のアイヌ民族の酋長を描いた原画や模写、粉本などである。フランスのブザンソン美術考古博物館から1980年代に原画11枚が発見され、話題になった事を覚えています。

北海道博物館で、9月5日から展示されていましたが、20年ほど前に読んだ「蝦夷地別件」(船戸与一 著) を再読し先日読了!原稿用紙2800枚、上、中、下巻の大作ですので半月ほどかかってしまいました。蝦夷地別件はアイヌ民族が圧政や差別、過酷な労働に耐え クナシリ・メナシの戦いに至るまでの物語で江戸幕府、ロシアやポーランド、松前藩などが絡むスケールの大きな作品です。今回の「夷酋列像」に描かれている族長の 

ツキノエ、イコリカヤニ、イコトイ、ションコなども実名で書かれ、松前藩からこの地域の場所を請負った商人「飛騨屋」の非人道的な使役も克明に描かれています。古くは蝦夷地と呼ばれた北海道は和人と先住民との戦いの歴史でもありました、1457年、渡島地方で起こった「コシャマインの乱」1669年、日高地方で「シャクシャインの乱」道東で起こった最後の戦い「クナシリ・メナシの戦い」今回の「夷酋列像」展は「クナシリ・メナシの戦い」の戦い後、

松前藩に反意を持たなかった族長12人の肖像画と言われています。幕末の探検家「松浦武四郎」が書き残した「知床日記」によれば「アイヌ女性が年頃になるとクナシリに遣られ、そこで漁師達の慰み物になったという。また、人妻は会所で番人達の妾にされたともいわれている。男は離島で5年も10年も酷使され、独身者は妻帯も難しかったとされる。さらに和人がもたらした天然痘などの感染症が、本格的にアイヌ人の人口を減少させた。」アイヌ民族から「シサム」と尊称でよばれた松浦武四郎の「知床日記」から読み取れば「クナシリ・メナシの戦い」は民族の尊厳と誇りを賭けての戦いだったのでしよう、、、「夷酋列像」に描かれなかった族長こそ、最も大きく描かなければならない「英雄」ではないでしょうか、、

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by flycoachman | 2015-10-22 23:00 | アイヌ民族
北海道新聞夕刊に連載されていた「私の中の歴史」今回はアイヌ民族の彫刻家「藤戸竹喜」さんでした。この長く続く連載記事のおかげでしょうか夕刊が止められません~「私の中の歴史」は毎回、北海道ゆかりの著名人の話を十数回にわたって聞き書き連載したもので、今回の「藤戸竹喜」氏のお話も、私も同じ旭川市出身とあって興味深く読みました。今年2月、JR札幌駅の西コンコースに「藤戸竹喜」氏 制作の「エカシ(長老)像」が設置されましたね~弓を両手に抱き矢を咥えた誇らしい表情のエカシ像、その周りに置かれた6本の「イクパスイ(捧酒箸)」この祭具は人の祈りをカムイに伝えてくれるもので、祈りの時にに欠かせない道具です。「藤戸竹喜」さんは、彫刻家 故「砂沢ビッキ」とも盟友であり作風は違っても共に世界に認められた彫刻家ですね~今回、「藤戸竹喜」氏 制作のエカシ像を撮っていて感じたことがあります、このエカシ像を設置したのは、社団法人札幌大学ウレシパクラブ主導のもと、多くの民間企業の賛同や寄付があったと銘板から読み取れましたが、北海道の玄関とも言われるJR札幌駅に設置するなら、自治体が資金を出し、西コンコースではなく、駅正面にもっと大きなスペースで数体の像を作るべきでしょう~なぜなら今、私たちが住んでいるのはアイヌ民族から横奪した土地「アイヌモシリ」(人間の静かなる大地)だからです、、、
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by flycoachman | 2014-10-16 00:16 | アイヌ民族

カムイノミ (神への祈り)

道庁前の北3条広場が歩行者空間として、オープンしました。北3条西4丁目は道庁正門から続くイチョウ並木で市民にはお馴染みの道路でしたね~この通りは札幌で初めての舗装道路でもありました。大正13年、ブナの木を加工して敷き詰めたようです。当時道庁前ですからメインストリートで馬車などが通っていたのではと想像します。今回、歩行者専用空間として道路整備の際アスファルトの下にあった木の舗装を剥がし、道庁赤レンガにあわせ江別産の赤レンガを敷き詰めました、愛称が「アカプラ」赤レンガプラザを短縮した?なんともイージーな、、、オープニングイベントの一つとして札幌国際芸術祭の成功と広場の安全と繁栄を関係者によって祈願されました。これらの企画は「坂本龍一」氏です。タイトルにある「カムイノミ」とはアイヌ民族に伝わる神に感謝する儀式です~北海道開発の原点となった開拓使の前で、祈り、歌い、舞う、アイヌ民族の精神の寛大さ偉大さに、ただ、ただ頭が下がる思いでした。
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by flycoachman | 2014-07-22 23:13 | アイヌ民族

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