北海道photo一撮り旅

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カテゴリ:文学( 8 )

昨日の続きの話です。好きな女流作家の一人に「宮尾登美子」がいます。北海道にも縁のある作家で、伊達市に書斎を設けていました。現在は「宮尾登美子文学記念館」が道の駅の隣にあり、実際に執筆された大型の机や資料などが展示されて、高知出身の作家ではありますが、此処はさながら北海道における宮尾ファンの聖地になっていますね~

平成26年88歳で没して、なお多くの作品が読み継がれている作家です。高知の女性は諺で「八金八鷹(おなごのくせに男のお宝を八つも着けているようなお転婆で、その下にまだ鷹を八つも飛ばせたような猛々しい八鷹が付いている)」と言われるほど男勝りの女性が多いそうで「宮尾登美子」の文章もやや硬質ではありますが、印象に残っている大笑いできるフレーズがあります。

昨日の日本美人を形容する「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」を小説「櫂」の中では「立てば蒟蒻 座ればぼた餅 歩く姿は豚の金玉」作中からの抜き書きで出典は不明ですが、私の読書ノートにしっかり記載されていますので、当時よほど印象に残ったのでしょうね(笑)なお、下の画像の「マツコ・デラックス」は本文となんら関係も他意もありません~
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by flycoachman | 2016-06-24 22:21 | 文学

哀悼 船戸与一

作家「船戸与一」の訃報を知り今日で、ひと月が経ちました~私の内では「北方謙三」や「大沢 在昌」と並んでハードボイルドや冒険小説の範疇の作家であり、楽しむための読書には欠かせない作家でありました。「山猫の夏」を始めとする一連の南米シリーズや「蝦夷地別件」などでは壮大なスケール感で楽しませてくれました。反権力で世界の少数民族を題材に執った物語が多かったですね~松前藩の御用商人の非人道的な横暴に耐え切れず武装蜂起した「クナシリ・メナシの戦い」悲しい物語ではありました、、、、合掌
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by flycoachman | 2015-05-22 23:04 | 文学

哀悼「宮尾登美子」さん

昭和を代表する女流作家「宮尾登美子」さんが亡くなった事を、今日のニュースで知りました。私事ですが一時期、宮尾登美子さんの作品が本棚の大部分を占めていた時期もありました。女流にしては硬い筆致ではありましたが、彼女が多く書いた日本文化の中での凛とした女性像が印象に残っています。「藏」では越後の造り酒屋、「序の舞」では日本画の上村松園、「一絃の琴」では失われていく和楽器、「松風の家」では千家の茶道、「錦」は西陣「伽羅の香」は香道 「きのね」では歌舞伎 そして自らの家業にまつわる劣等感を乗り越え書かれた「陽暉楼」「鬼龍院花子の生涯」「岩伍覚え書」これらに連なる連作で「櫂」「春燈」「朱夏」「仁淀川」「寒椿」などは寝る間もを惜しんで読みふけった時期がありました。多数の文学賞も受賞しています。古来の芸能や生業(なりわい)に題材を求めた女流作家、不世出ではないでしょうか、、高知県出身ではありますが、北海道を愛し伊達市に居住し執筆したこともあり、その縁で伊達市に「宮尾登美子記念館」があります。以前訪れた際、実際に執筆された机なども展示してあり、懐かしく思い返しています、、、合掌

               土佐高知県の桂浜です。想像ですが何度も訪れたのでは、、、
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by flycoachman | 2015-01-07 23:41 | 文学

本庄陸男

時代小説が好きで、どの時代の小説でも数ページほど行を追えば時間軸に絡まり、どこでもドア(笑)を開けるたびに異次元に没入できる~それが時代小説の面白さですね~最近では耳にすることも無くなりましたが。社会主義や共産主義と結びついた小説のジャンルで「プロレタリア文学」がありました。小林多喜二などはその代表ですね、、戦前の歴史小説で、プロレタリア作家 本庄陸男が書いた「石狩川」は 戊辰戦争に敗れた仙台藩の岩手山支藩一族郎党161名が、明治5年、北海道開拓に入植するも耕せど耕せど石狩川の度重なる氾濫で苦難の生活を強いられ、さらに開拓地をめぐって開拓史役人との折衝や過酷な請負工事、などをほぼ実録で書いた物語でした。作者の「本庄陸男」は当別町生まれで(1905年2月~1939年7月)34歳の若さながら肺炎で亡くなっています。小説「石狩川」は未完の小説なれど舞台や、映画にもなっております。今日の画像は当別町にある「本庄陸男誕生の碑」と作品名ともなった石狩川を望む堤防にある「文学碑」です。
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by flycoachman | 2014-11-23 23:38 | 文学
松尾芭蕉が、弟子の曾良を伴い江戸を出立したのが、元禄2年の春のことです。日光街道千住で渡しを降り、旅の始まりに際し、紀行文「奥の細道」の序文として記した「月日は百代の過客にして行きかふ年も又旅人也、、」は名文中の名文ですね~旅の始まりに大勢の俳諧仲間や弟子たちに見送られ「芭蕉」もこみ上げるものがあったのでしょうね~同地にて「行く春や 鳥啼(なき)魚の目は泪」と詠み離別を惜しんでいます~今日の午後、いつもの散歩コースにある桜の根,付近に花びらが風に舞い吹きだまっているのを見つけ撮りましたが、ひと工夫ほしいと思いカメラバッグに付いているキーホルダーを花びらに埋めてみました。帰宅後、PCに取り込んだところ「ドラえもん」の目に涙が、、、ドラえもん、も行く春を惜しんだのかもしれません、、、
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by flycoachman | 2014-05-09 23:55 | 文学

「初恋」若菜集

カテゴリー「文学」が続いています。先日、滝野すずらん丘陵公園で初恋を見つけ写してきました?私が高校生だった頃、 (う~んと昔の話で)  国語の教科で「島崎 藤村」を学んだ事を思い出しました。藤村と言えば「破戒」や「夜明け前」など人間の尊厳を深刻な筆致で書いたものが代表作の明治の文学者ですから、高校生には難しく理解に至りませんでしたね~そんな作品群の中で明治29年発行の処女詩集「若菜集」は未熟で不勉強で時々早熟な若者にも 乾いた心が水を吸うように何の抵抗もなく入ってきたのを憶えています、、、、

「初恋」島崎藤村  若菜集より

まだあげ初めし前髪の
林檎のもとに見えしとき
前にさしたる花櫛の
花ある君と思ひけり

やさしき白き手をのべて
林檎をわれにあたへしは
薄紅の秋の実に
人こひ初めしはじめなり

わがこゝろなきためいきの
その髪の毛にかゝるとき
たのしき恋の盃を
君が情けに酌みしかな

林檎畑の樹の下に
おのづからなる細道は
誰が踏みそめしかたみぞと
問ひたまふこそこひしけれ

今日の画像は、滝野すずらん丘陵公園で見つけた雨後の「カタクリ」で、花言葉は「初恋」です
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by flycoachman | 2014-05-08 23:40 | 文学

「氷点」~50年

昨日のブログでも少しばかり触れましたが「氷点」の話です。三浦 綾子が没して15年になろうとしています、小説「氷点」を発表してから50年、映画やTVなどで何度も製作されご記憶の方も多いと思います。三浦 綾子は17歳で歌志内公立神威尋常高等小学校教諭となり24歳で肺結核を発病するまで教職に就いていました、その後も次々と脊椎カリエス、心臓発作、帯状疱疹、直腸癌、パーキンソン病などで病魔と戦います「文学の花は不幸の木に咲く」と言いますね、自分の痛みを知ってこそ初めて他人の痛みが理解でき、弱者の琴線を捉えた多くの名作を残し、いまだに読まれ続ける素晴らしい作家ですね。私小説の作品「道ありき」「石ころのうた」などに、私が小学生の頃に習った先生が何人か出てきますので、三浦 綾子がいっそう身近に感じられたものでした~未読の方は「氷点」「塩狩峠」「泥流地帯」「銃口」などがお奨めです。先日、旭川市を訪れた際久しぶりに「見本林」を訪れました、、最初に訪れてから35年ほど経過していると思いますが、印象がかなり変わりましたね~当時は鬱蒼とした深い森で「ストローブマツ」「ヨーロッパトウヒ」「ヨーロッパアカマツ」「トドマツ」が空を突くように茂っていたのを憶えています。「陽子」の有るわけのない痕跡を探した記憶も、、、、
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by flycoachman | 2014-05-07 23:33 | 文学

哀悼 渡辺淳一

作家 渡辺淳一氏が亡くなりました。昭和45年に直木賞受賞作品「光と影」を読んで以来。気になる作家の一人ではありましたが、私は基本的に恋愛小説はあまり読まないほうであり、氏の作品の多くは読んでいません、ただ、そんな中で、昭和46年発表の「阿寒に果つ」は高校生の氏と自死した初恋の相手「時任 純子」 (加清純子) をモチーフにした自伝的な内容で清純な (男たちの勘違いであるが) 高校三年生の天才少女画家が阿寒湖近くの釧北峠で自殺するというセンセーショナルな内容であり記憶から消えずに覚えておりました。「阿寒に果つ」発刊の6年ほど前 昭和40年に三浦綾子は小説「氷点」で「辻口 陽子」を旭川市神楽見本林で自死させます (命はとり止めます) 巻末の陽子の遺書は「原罪」を読者に問いかけ、読者の答えは幾筋もの贖罪の涙となりました。「氷点」を読了、数年後に「阿寒に果つ」を読みながら考えたのは、 昭和の経済成長の著しいころの作品であり、相次いで若い二人の自死は、多くのものを失った昭和へのレクイエムだったのかも知れません。  哀悼 渡辺淳一 合掌
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画像は数年前の「阿寒湖です」、本棚の奥から「阿寒に果つ」も出てきました、、、 にほんブログ村 写真ブログ 北海道風景写真へ
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by flycoachman | 2014-05-07 00:07 | 文学

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