北海道photo一撮り旅

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<   2016年 03月 ( 31 )   > この月の画像一覧

江差町の「柏森神社」です。創祀が貞亨二年(1685年)ですからここも古いですね~狛犬は新旧二対ありました。拝殿前には新しい岡崎現代型が対座し、末社の稲荷社の前には来待石製「出雲構え型」風化し破損もありますが稲荷社の前で仕事をしていました。阿吽(あうん)は定位置と思われます、台座が無いため奉納年、奉納者などは不明です。

岡崎現代型が奉納される以前はこちらが拝殿前に居たのでしょうか、、「柏森神社」には江差町指定有形文化財の「円空仏」があります。僧 円空は江戸前期の僧で、円空仏と呼ばれる素朴で慈愛に満ちた仏像を全国各地に残したことで知られていますね~蝦夷地には寛文三年(1663年) シャクシャインの乱が起こる三年前に来て道南や道東にも多くの仏像を残しています。江差町の円空仏はこちら
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by flycoachman | 2016-03-31 22:38 | 狛犬
乙部町元町にある「八幡神社」です。元町と云われるほどですから乙部町発祥の地なのでしょうか、国道傍には木製の両部鳥居、拝殿近くには御影石製の明神鳥居、いずれも立派なものでした。同町のHPによれば和人が移住し始めたのは中世の嘉吉年間と伝えられている。 その後、ニシンの豊漁期に越後・佐渡・能登方面から移住者が増える」とある事から北陸、佐渡方面の航海術に長けた漁民が漁期ごとに今で云う、出稼ぎの形で来ていたのでしょうね~

神社は現乙部町内に八社ありそのうち八幡神社が四社あります。古い時代には神仏習合があり、神も仏も混沌としていた時代であって、武家が祀る神ではありますが「八幡大菩薩」とも言われる 八幡神社境内に「神宮寺」なども在ったと知られています。日本海の荒波を超え蝦夷地に渡るには、神にも仏にも祈らなければならなかったのでしょうね~

神社の由来も面白い「社伝によると、宇田遠江守師長他三名の従者が戦に敗れ船で乙部に逃れてきた際、飢えと疲労が甚だしかったので人家を探していたところ、夜に輝く光を見て人家と思い近寄ったがそれは月桂樹の老木の木瘤で、この不思議な木に祈願し人家の所在地を占ったところ、西南の方角に人家を発見し飢餓より救われたので、後日その老木の神徳に感謝し木の根元に塚を建て八幡大神を奉斎、この地に定住したという。慶長六年(1601年)五月十五日、住民が増加してきたので社殿を建立し岡山八幡宮と称した。宝永年間、人口の増加と共に飲料水が不足したため村人らが社頭に集まり祈願すると三十七日目に本殿の近くから清水が噴き出し、人々は「信心の水」また「八幡様の水」と呼び神の恵みに感謝したという、、以下略」 

狛犬がいいですね~ 近隣の神社では見られない意匠です、阿吽(あうん)は反対、阿形は子取りで、子孫繁栄の願いが込められたのでしょうか、残念なことに材質、奉納年、石工は不明です。奉納者として氏子中、数名の名前が刻されていました。神社由緒にもありましたが、鳥居前に 命の泉「八幡さんの泉」と書かれた標識が有り誘われて口に含めば瞬時タイムスリップしたような、、、
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by flycoachman | 2016-03-30 22:25 | 狛犬
海岸沿いの国道229号線から数百メートルほど入った所に民家に囲まれた「鳥山神社」がありました。氏子数が五十世帯、祭礼日が八月十八日とあり、私が訪れた五月初旬は祭礼前とあってか、参道は雑草が生い茂り狛犬も灌木や雑草に埋もれていました。わずか五十世帯ほどの氏子さんではありますが、狛犬は来待石製で年季の入った表情でしたね~台座はなく奉納年、奉納者は不明です。阿吽(あうん)は定位置、意匠から推測すれば大正から昭和初期頃に奉納されたものでしょうか、、
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by flycoachman | 2016-03-29 22:33 | 狛犬
乙部町の最初の神社は「栄浜八幡神社」です。私が道南の神社を巡ったのは昨年春の事で、何処の境内も躑躅や桜、辛夷などが咲いていました。栄浜八幡神社の境内に隣接する「突符宮の森公園」の桜も満開の頃で花見をしながら楽しい撮影でした。由緒によれば

創立年代は元和年間、文化九年(1812年)に再建された。明治九年村社に列せられる。明治四十一年稲荷神社を合祀する。昭和二十一年宗教法人となり、現在に至る。合併により合祀された歴史をもつ御祭神稲荷神社 宇気母智神 寛永五年創祀 明治四十一年合祀」 

元和年間を調べると、徳川家光の頃で約四百年前の事です。氏子世帯数八十世帯ほどの小さな社でが、参道入口の木製の明神鳥居をくぐれば歩を進める毎に四百年前に近づいていきそうで、、第二鳥居がやはり木製の両部鳥居、益々四百年前に、、狛犬は新旧二対ありました。新しいものは岡崎現代型ですが、これまで見てきた韓国製や中国製の岡崎現代型とは何処となく違うような、、

体躯を見れば動物の躍動感が感じられ貌も凛々しく、小柄ながら気品もあるような、まったく個人的な感想ですが、、愛知県岡崎市の名のある職人さんの手によるものかな~などと勝手に想像を楽しんでいます。こちらは平成三年の奉納です。もう一対、これがまた素晴らしい、相当古いようで阿吽(あうん)も貌の表情も風化して分からない、江戸期に北前船で揺られてきたか?地元の信心深い氏子さんが彫ったか? ファインダーを覗きながら想像、妄想が際限なく広がってしまう、、

この狛犬の素晴らしさは、この場所、この境内に残っている事自体ですね~新しい狛犬が奉納されると先代狛犬は引退させられてしまい、社務所の裏に放置されたり、石屋さんに引き取られたりしますから、、目鼻も判別出来ぬほど風化してしまった狛犬も奉納に関わった氏子さんや、石工さんがいたはずで、、それを想い起す為にもこの狛犬の存在は嬉しい!素晴らしい!
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by flycoachman | 2016-03-28 22:18 | 狛犬
「上ノ國八幡宮」の二回目です。最古の神社建築と云う事で神社の由緒書き全文です「当社の御創建は、文明五年(1473年)松前藩始祖「武田信廣」公が勝山舘(現国指定史跡「勝山舘」跡)に守護神として創祀、舘神(舘神八幡宮)と称した。永正十一年(1514年)二代光廣が大館(松前)に本拠を移し五代慶廣の時豊臣秀吉・徳川家康によって蝦夷島主と認められ、安東氏より独立するに至り、姓を松前と改め後に江戸幕府下の一藩として位置した。上ノ国は、藩祖草創の地として藩主の直領とされ当社は上ノ国三社「現・夷王山神社、砂館神社と併せて上ノ国三社という」の一社で、松前藩の崇敬殊に厚く、他二社と共に歴代藩主は一代に一度必ず参詣し、毎年正月には藩主名代が代参する慣しであった。現本殿は元禄十二年(1699年)建立の一間社流れ造り(一部彩色)の本殿を明治時代に勝山舘より遷し伝説「大蔵鰊」の若宮社他を合祀している。社殿には松前十三代道廣公、十四代章廣公の書が、又室町様式の狛犬が幣殿奥深く往時のままに御祭神を護っている。合併により合祀された歴史をもつ御祭神若宮社 大鷦鷯命 慶長三年創祀明治九年合祀・滝廼社 火産霊命 慶長四年再建 明治二十八年合祀・神明社 天照大御神 正徳三年創祀明治二十八年合祀・山神社 大山祇神 文禄三年創祀大正元年合祀」とありました。

神社庁のデータベースからの転記ではありますが、歴史書を読むほどに面白いですね、特に社宝である「室町様式の狛犬が幣殿奥深く往時のままに御祭神を護っている」とあることから北海道最古の狛犬だと思われます。今回、見られなかった事が悔やまれます、祭礼などの時以外は見られないのでしょうね~古く謂れのある神社ですから境内の全てが素晴らしい、木製の明神鳥居が二基、全国から集められた樹木が古木となり荘厳さを醸し出しています。

石燈籠が一対あり これが又、形容の言葉がないほど素晴らしいですね~地輪と呼ばれる台には鶴と亀が燈籠全体を支え、竿と呼ばれる胴の部分には龍などが精緻に彫られ、笠の上の宝珠部分には鳥(鷹と思われます)が載っている、来歴や奉納年は不明ですが、もう一度行ってしっかり撮りたい被写体でした。最後の画像は、昨日更新の話で「拝殿の蟇股から虹梁にかけての彫刻は見事なものでした」と紹介した画像が上ノ国町のHPにありましたのでUPいたします。
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by flycoachman | 2016-03-27 22:39 | 狛犬
「上ノ國八幡宮」の狛犬です。北海道最古の神社建築だそうで、拝殿の蟇股から虹梁にかけての彫刻は見事なものでした(画像はありません)多くの神社建築を眺めて(漠然と)きましたが、見惚れるほどの精緻さでしたね~現在は鳥害防止のためでしょうかビニールが掛けられていました。上ノ国町のHPに依れば「文明五年(1473年)武田信広が勝山館内に館神として創建した社で、北海道神社史上貴重な存在です。本殿は元禄十二年(1699年)の建立で北海道内に現存する神社建築では最古に属する。」とありました。

最古と称する神社は道南に多くありますが、松前藩始祖の「武田信広」が勝山舘の地に守護神として文明五年(1473年)創祀したとの記録が有る事から相当古い!狛犬は一対で来待石製です、奉納年は明治三十一年で阿吽(あうん)は定位置、やや小ぶりの狛犬ですが、明治生まれのせいでしょうか頑固さを秘めしっかり仕事をしている印象で、お年の?割には状態がいいですね~氏子の皆さんが大切にされているのですね、、明日も「上ノ國八幡宮」が続きます。(追記 外を見れば春の青空、テレビでは球音が春の足音に聞こえてくる、それにしても、なんとかならんか!中田 翔!)
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by flycoachman | 2016-03-26 22:32 | 狛犬
「砂館神社」の境内に 史跡「洲崎館」があり由来が書かれた説明文の一部を転記します「長禄元年(1457年)の戦いで功を挙げた武田信弘が上ノ国守護であった 蠣崎季繁の養女である安東政季の娘を妻とし同年築いた館である またこの時信弘は「建国の大礼」を行ったとされる。その後信弘は地の利と景勝を誇る夷王山のふもとに勝山館を築き松前藩三百年の基を作った、、、以下略」 

由緒書きには触れられていませんが「1457年の戦い」とは「コシャマインの戦い」の事で和人の横暴に耐え兼ね道南のアイヌ民族が蜂起した戦いでした。道南の十二の館のうち十まで攻め落としましたが、武具に劣る戦いで最後はコシャマイン父子が謀略により弓で射られアイヌ民族は、なす術もなく崩壊してしまいます。以降、松前藩や御用商人(飛騨屋久兵衛など)の搾取が明治期まで続くに至った戦いでした。

勝山館があった夷王山では、平成六年よりアイヌ、和人の有志によって慰霊祭が行われるようになったそうです。「砂館神社」の本殿も古いようで道の文化財に指定されているそうです。狛犬は昭和の八年生まれで、阿吽(あうん)は定位置、道南でよく見かける意匠です。参道の中ほどに小さな祠がありました、狛犬か神狐かは判別できないほど風化、摩耗した木製の一対が居ました。狛犬が日本に伝来した当初は、神殿狛犬と言われ木製の物が多いようで、神殿の中に配置されていたそうです、そんな事を思い出しながら参拝すれば、不可思議な歴史の時間軸に絡まってしまいそうな、、、

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by flycoachman | 2016-03-25 22:33 | 狛犬
上ノ国町役場から南東方面の田園地帯に「中須田稲荷神社」がありました。公称氏子数百五十世帯の小さな神社ですが、珍しい朱色の「両部鳥居」がありました。画像では判別しずらいですが、鳥居の柱部の前後に小柱を設け貫を通したもので「権現鳥居」とも称されている鳥居です。安芸の宮島の海にある鳥居と同じ形状ですね~由緒には創祀が文政七年としか記されていませんので委細不明です。狛犬は一対、多くの奉納者の名が彫られていましたが奉納年は不明です。阿吽(あうん)は定位置、均整のとれた体躯で貌やタテガミや尾などを見れば結構手が込んでいます、田園地帯にふさわしい稲荷神社で祭神が「倉稲魂命(うがのみたまのみこと)」穀物の神様を祀り五穀豊穣を願う、文政七年から連綿と続く営みの支えは神社だったのかもしれません、、、
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by flycoachman | 2016-03-24 22:10 | 狛犬
由緒に依れば、明暦元年(1655年)の創祀で当時の建物の棟札が現存しているとか、361年前もの棟札です~拝見したいですね~主祭神は「誉田別命(ほんだわけのみこと)」で末社として稲荷神社があります、合併などで合祀され「宇迦之御魂命」「瀬織津姫命」「事代主神」「木花咲耶姫命」「伊弉諾尊」「伊弉冉尊」「宇迦御魂神」

八柱もの神様が祀られていました。狛犬は拝殿前ではなく本殿前と末社の高欄に囲まれた縁(えん)の中に居ました。いずれも風化が激しく仔細に眺めても古い狛犬であること以外は不明です。本殿前の狛犬は特に損傷があり、それでもなお「神使」として現役でいる、氏子さんによって大切にされている様子が伺えますね~

二対とも社にお尻を向ける姿勢で座っていますが、盤座、台座があった当時は社と平行に配置されていたと思われます。小さな漁村の小さな社ではありますが、信心深い氏子さんの想いが伝わってくるような、、八幡神社でした。
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by flycoachman | 2016-03-23 22:26 | 狛犬
木古内町の「西野神社」です。創祀が元禄五年(1692年)と伝わっていますから 今から三百三十五年も前の事ですね~木製の神明鳥居は伊勢神宮の鳥居と同型のもので最も古い意匠とされています。木製ですから数十年に一度は取り換えるのが習わしのようで、私が訪れたときは木の香も漂うばかりの新しい鳥居でした。木古内町史を読めば中々面白い!和人が初めて訪れたのが、嘉吉三年(1433年) 僧円空が訪れ有名な「円空仏」を残したのが寛文六年(1666年) 伊能忠敬が来たのが寛政十二年(1800年) 

札幌の創成川の原型となる大友堀を作った大友亀太郎が木古内村開墾取扱に命ぜられたのが安政五年(1858年)函館戦争の戦場となったのが明治二年(1869年) 咸臨丸が白石藩の移民(104名)を乗せ座礁したのが明治四年(参考木古内町HP) など、蝦夷地の玄関口ですから様々な人々の往来があつたようですね~狛犬は道南に多く見られる型で玉取りの意匠、阿吽(あうん)は定位置と思いますが、阿吽ともわずかに口を開けていますので断定はできかねます。奉納は昭和三年です、小さな社が有って古い古い歴史がある、道南ならではですね、、
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by flycoachman | 2016-03-22 22:27 | 狛犬

by coachman