八紘学園 農産物直売所煉瓦サイロ
月寒東にある「八紘学園」に明治の昔からある軟石製のサイロがあります。これまでにも此処のサイロを紹介したことがありましたが、改めてサイロの数を数えてみると合計6基ありました。以前の当ブログでも「吉田 善太郎」(リンク参照) を書いたことがありました、月寒から北野、清田、福住などに入植開拓した功労者であり月寒公園には功労碑もあります。当時、吉田農場はホルスタイン種の乳牛をアメリカから輸入するなど北海道を酪農大国にとの思いがあったのでしよう、、昭和8年、牧場地を (現八鉱学園) を栗林元二郎に土地に売却しました。栗林元二郎も北海道開拓と農業人の育成を夢見た開拓功労者の一人です、農業専門学校として八紘学園を設立し多くの人材を育成した教育家でもあります。話はそれますが「八紘学園」の八紘とは、年配の方 (私)も含めてかなり右翼的な響きを持った印象の言葉ではないかと思います、戦前の教育思想のひとつに「八紘一宇」と言うのがありました、日本書紀に書かれている言葉で「道義的に天下を一つの家のようにする」という意味だそうです」八紘とは世界を指しその世界はひとつの家で、その家の家長が日本であるとの思想でした。この思い上がった思想のもと海外への侵略戦争が始った悲しい歴史がある事を忘れてはいけないと思います。話を戻しますね~今日のサイロは八紘学園 農産物直売所の横にある煉瓦サイロです、建築年は分かりませんが昭和20年代ではないかと思います、この時代に共通な工法、小端空間積みだと思います、現在農産物直売所(冬季も営業)となっているマンサード屋根の牧舎と並び建つ姿はいかにも北海道ですね、夏にはここで販売しているソフトクリームがお奨めです、牧草畑のベンチに座り映画の撮影にも使われたポプラ並木を眺めソフトクリームを味あえば、ここが大都会札幌であることを忘れてしまいそうです、、、、
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by flycoachman
| 2014-02-07 23:38
| 古い建物