石山緑地
季節はずれの話題です。以前から道内の古い煉瓦建築などを撮っていましたが、今夜から撮りためた軟石の建物をUPしていこうと思います。北海道各地で軟石の建物が見られますね、札幌軟石、小樽軟石、美瑛軟石などが産地として知られていますが、他にも各地で小規模ながら採掘しているようです。現札幌市南区石山地区が「穴の沢」と呼ばれていた明治の始め頃から軟石の採掘が始まりました。開拓間もない北海道で耐寒性や耐火性を併せ持つ建築素材として重用されたのでしょうね、明治政府の威厳を示すような洋風建築が札幌軟石で数多く作られました。その際、石山からの運搬の手段として夏は馬車、冬は馬橇がありましたが、明治も40年代に入り馬鉄と呼ばれた「馬車鉄道」ができ、大量の石材を運んだのが現在の石山通りと呼ばれる230号線です。さらに時代と変遷を経て札幌市電となりました。画像は札幌軟石採掘跡地に作られた「石山緑地」です。時代色の出た軟石に刻まれた古いノミの痕を見れば明治、大正の石切り職人の汗が染み込んでいるような、、、
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by flycoachman
| 2014-12-18 23:18
| 札幌軟石