狛犬の話 3
俗に日本の神様は八百万の神(やおよろずのかみ) 万物に神が宿る意味からの信仰で、社(やしろ)の数も八万社と云われています。戦前にはそれぞれの神社に「社格」があり、神社の中の神社「伊勢神宮」を筆頭として以下、官幣大社、国弊大社、官幣中社、国弊中社、官幣小社、
国弊小社、別格官幣社 諸社として、府社、県社、藩社、郷社、村社などがあり、さらに無格社や個人の社が至る所にありますね~神社の種類も「稲荷神社」の約19800社をはじめ、「八幡神社」「天神(天満宮)」「厳島神社」「諏訪神社」「神明神社」など他にも多くの神社があります。「稲荷神社」ですが、狛犬も有りますが「狐」が神使として対座している所が多いですね、
各神社には狛犬、狐のほかに、北海道には少ないですが牛や馬、鹿や虎、狼などが神使(眷属)として祀られている神社も多いようですね~さて、参道狛犬ですが、誰がどの様な目的で奉納したのでしょうか? 今日の画像は狛犬の台座に刻まれた文字から時代背景を辿ってみました。画像の文字以外にも戦勝紀念、皇紀2600年紀念、米寿紀念、還暦紀念など多彩な名目で奉献されています。 狛犬が座る台座には牡丹の花が彫られたものが多いです。以前にも何かの折に書きましたが狛犬(獅子)は百獣の王、牡丹は別名「百花王」東映時代の「高倉 健」の背中の唐獅子牡丹と同じ意味合い?で神様を守る、、強いはずだ! 参考資料
「狛犬辞典」 上杉千郷著 「狛犬コレクション」三遊亭円丈著「狛犬かがみ」たくき よしみつ著
「札幌の寺社」札幌市教育委員会「獅子狛犬と龍」獅子狛犬研究会「神社と神道のQ&A」三橋健著
「神社辞典」白井永二 土岐昌訓著「神社と神様がよく解る本」島崎晋著「北海道の狛犬」丸浦 正弘著
「北前船寄港地と交易の物語」加藤貞仁著「狛犬遍路みち」宇野 弘介著 (出版社名略)
by flycoachman
| 2015-07-26 22:30
| 狛犬