「苗穂神社」狛犬
今日は苗穂神社です「苗穂」ですから瑞穂の国、日本国の美称で「豊葦原千五百秋瑞穂国」(とよあしはらの ちいおあきのみずほのくに)を連想するせいか、和名とばかり思ってましたが、北海道の地名の例にもれず、苗穂もアイヌ語の小さな沢の意「ナイボ」なんですね~神社の創祀は明治三十年とされています、狛犬ですが昭和二十三年奉献となっています、北海道内で多い軟石狛犬で、
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意匠も各地の狛犬の影響を受けたと思われます、阿吽(あうん)の配置は反対で、特に玉を咥えた阿形(あぎょう)の意匠は昭和になって各地の有名神社の狛犬が写真に撮られ、北海道まで伝わり(写真集があったのかも知れません) 同じような意匠の狛犬が、各地に出来て石工さんたちのバイブルとなったのかも知れません。江戸期にも各種職人のデザイン集「諸職画鏡(しょしょくえかがみ)」が
あり獅子狛犬の画もありましたが、平面的で稚拙な画だったことから、日本各地の石工さんの経験と技量、想像力が、僅かな資料をもってして個性があふれた狛犬が出来、いまだに多くの狛犬ファンを魅了しているのですね~苗穂神社の狛犬を見て「玉咥え」「尾の形」など特徴的な所がありましたが、足もとをみれば、邪気を払う鋭い爪がありません!彫られた石工さんはきっと優しい心根をもっていたのでしょうね、、、
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by flycoachman
| 2015-08-26 22:14
| 狛犬