「西當別神社」狛犬(当別町)
西當別神社の「當」は旧字で、町名の当別町とは違い歳月の重みを感じ神社に似合う字体ですね~由来ですが、詳細な縁起は不明なようで明治の初期に各地からの入植者が小祠を建て、明治四十二年に出身地からの御分霊を合祀奉斎し同地に祀ったのが西當別神社の始まりと思われます。狛犬は一対で阿吽(あうん)は反対です。大正十二年豊平村の生れので、台座には「石屋 札幌区豊平○○○(判読不明 番地と思われます)武石常太郎」と彫られていました。
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札幌市内の狛犬にも、石工さん達の銘が散見されますが「武石常太郎」の銘は初めて見ました。「石屋」との銘があるところから武石常太郎さんは石工ではなく、石材店の親方かもしれませんね~意匠は基本的に「山崎型」を踏襲しているような、、明治~大正期には豊平村に多くの石材店がありましたので、狛犬といえば先駆的な「山崎型」を模し造ったのではないでしょうか、、、台座も含めて優れた狛犬かと思います。
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by flycoachman
| 2015-09-25 22:32
| 狛犬