「尻岸内八幡神社」狛犬(函館市)
昨日に続き旧恵山町の神社「尻岸内八幡神社」です。国道からやや入った所に有りましたので探すのに難儀した神社です。由緒に依ると「当社の創立年代は社記に依れば第百八後水尾天皇の御代元和二年の創立にして天和・享保・明和・文政年間修営。文久二年三月再修営。明治九年郷社に列す。大正四年九月幣帛供進神社に指定、大正十年本殿幣殿拝殿改築落成更に同年神饌所神輿殿落成する。その後平成十年に神饌所を全面改築し現在に至る。昭和二十一年宗教法人令に依る手続を了し更に昭和二十六年宗教法人となる。平成四年神社本庁の承認を受け神社名を尻岸内八幡神社と改称した」
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こちらの神社も相当に古い、元和二年とある事から、家康が天下を平定した頃ですね~推測すれば、東北の漁師さんが船団を組んで漁期毎に来ていたのでしょうか、狛犬は新旧二対ありました。新しいものはさておき、大正七年の奉納の狛犬がいいですね~。奉納年の割にはコンデションの好い狛犬でした~阿吽(あうん)は定位置、石工名はありませんが奉納者として台座に「講中」と彫られてありました。神社ですから「氏子中」と彫られた台座が多いのですが、「講中」の名称は初めてでした。古くは、神社、寺などで、頼母子講や無尽講など、目的をもってお金を集める扶助組織があり、この狛犬も氏子さんだけに限らず、この海域を航行する船主や漁師さんなども献納したのではないかと推測します。氏子さんだけではなく海域全体の守り神として、大切にされている狛犬のように感じました。
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by flycoachman
| 2016-02-23 22:17
| 狛犬