厚賀八幡神社 狛犬 (日高町)
日高町厚賀の「厚賀八幡神社」です。狛犬巡りに際しては北海道神社庁のデーターベースを参考にしていました。それに依れば朱色の鳥居の前に古色を帯びたと思われる狛犬が一対居るはずでしたが、昨年訪れた際には新しい狛犬に代替わりしていました。平成二十七年八月の奉納と刻され、意匠は見事なものでしたが、阿吽(あうん)の区別はなく、中国製の狛犬?ですね~狛犬の変遷をたどれば、古代オリエントの時代から統治者(国王)が権力を誇示するため玉座の左右にライオンを侍らしたのが起源とされています
(参考資料)
やがてインド、中国と伝播し日本へは朝鮮半島の「高麗(こま)」国から入って来た事から「高麗の犬」~「狛犬」との説もあります。資料によれば古い時代、中国製の狛犬も入って来ていますが、阿吽(あうん)の区別はなく両方、阿形ですね~中国は想像上の神獣(龍、麒麟、鳳凰)などが沢山存在しますので、今日の狛犬も近年、中国の石工さんの手で造られ奉納されたと思うと、なにやら歴史の妙を感じます。それにしても気がかりなのは先代の狛犬で、野良狛犬になっていなければいいのですが、、、
「狛犬辞典」上杉千郷/著 「狛犬コレクション」三遊亭円丈/著
「狛犬かがみ」たくき よしみつ/著 「札幌の寺社」札幌市教育委員会
「獅子狛犬と龍」獅子狛犬研究会「神社と神道のQ&A」三橋健/著
「神社辞典」白井永二 土岐昌訓/著「神社と神様がよく解る本」島崎晋/著
「北海道の狛犬」丸浦 正弘/著「北前船寄港地と交易の物語」加藤貞仁著
「狛犬遍路みち」宇野 弘介/著 「獅子と狛犬」MIHO MUSEUM/編
「狛犬見聞録」廣江正幸・永井泰/著 「石匠山崎鶴吉と系譜」岩城之正/著
(出版社名略)
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by flycoachman
| 2018-01-14 22:05
| 狛犬