厳島神社 狛犬 2(釧路市)
昨日に続き「釧路 厳島神社」の狛犬です。境内は三対の狛犬と境内摂社の稲荷神社に神狐一対が居ました。今日の狛犬は拝殿前に元治二年五月(1865年)の奉納と伝わっていますから百五十年以上前から拝殿の前で仕事を続けているのですね、小型の狛犬で、材は花崗岩、阿吽(あうん)は定位置、吽形(うんぎょう)の頭部に角が有ることから「獅子・狛犬」の古い意匠ですね~
奉納者は「願主請負人佐野孫右衛門、支配人工藤九五郎、通辞吉田善助、帳役木津屋徳次郎、惣番人中」刻されています。狛犬をよく観察すれば花崗岩製で角を有し華美な装飾はなく尾の形状が葉うちわで「浪花型」であろうと思います。以前、似た「浪花型」を何処かで見たはずと記憶と資料を探れば、「姥神大神宮(江差町)リンク参照」によく似た狛犬を見つけました。奉納年が文久四年(1864年) 広大な蝦夷地の西と東、江差と釧路に一年の相違で関西から同じような「浪花型」の狛犬が奉納されている~歴史の妙か必然か、、
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「狛犬辞典」上杉千郷/著 「狛犬コレクション」三遊亭円丈/著
「狛犬かがみ」たくき よしみつ/著 「札幌の寺社」札幌市教育委員会
「獅子狛犬と龍」獅子狛犬研究会「神社と神道のQ&A」三橋健/著
「神社辞典」白井永二 土岐昌訓/著「神社と神様がよく解る本」島崎晋/著
「北海道の狛犬」丸浦 正弘/著「北前船寄港地と交易の物語」加藤貞仁著
「狛犬遍路みち」宇野 弘介/著 「獅子と狛犬」MIHO MUSEUM/編
「狛犬見聞録」廣江正幸・永井泰/著
「蝦夷地 場所請負人」ロバート・G・フラーシェム
ヨシコ・N・フラーシェム
(出版社名略)
by flycoachman
| 2018-02-23 23:00
| 狛犬