金刀比羅神社 狛犬 2(根室市)
根室「金刀比羅神社」の二回目です。根室港を一望できる広い境内には展望台が設けられ傍には「高田屋嘉兵衛」のブロンズ像が建立されています。嘉兵衛の像は函館のものがよく知られていますね~函館の発展に貢献し、ゴローニン事件では外交官としての能力も発揮しました。「菜の花の冲」司馬遼太郎/著を懐かしく回想しています。今日の狛犬は第二鳥居の前に居ました。参道と並行に設置された狛犬です。奉納は大正十五年十二月、阿吽(あうん)は反対でした。材は花崗岩でしょうか、九十年以上前の奉納ですからやや風化が見られます、
吽形(うんぎょう)の意匠は子獅子が伸びあがっている、阿形(あぎょう)は玉取りで全体の意匠から察すれば「浪花型」かも知れません。もう一対は正神門近くに居ました。阿吽(あうん)は定位置で奉納年は不明でした。こちらも風化の様子から大正期ほどはあろうかと思います。材は不明で阿形(あぎょう)が玉取りでした。貌の表情、特にドングリまなこを見れば、釧路方面でも見かけたもので道産子の狛犬ではと想像します。根室「金刀比羅神社」日本の東端に近い神社ではありますが、歴史があり北方領土の神社も合祀され江戸時代から明治期の香りが漂う神社でした。
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「狛犬辞典」上杉千郷/著 「狛犬コレクション」三遊亭円丈/著
「狛犬かがみ」たくき よしみつ/著 「札幌の寺社」札幌市教育委員会
「獅子狛犬と龍」獅子狛犬研究会「神社と神道のQ&A」三橋健/著
「神社辞典」白井永二 土岐昌訓/著「神社と神様がよく解る本」島崎晋/著
「北海道の狛犬」丸浦 正弘/著「北前船寄港地と交易の物語」加藤貞仁著
「狛犬遍路みち」宇野 弘介/著 「獅子と狛犬」MIHO MUSEUM/編
「狛犬見聞録」廣江正幸・永井泰/著
「蝦夷地 場所請負人」ロバート・G・フラーシェム
ヨシコ・N・フラーシェム
(出版社名略)
by flycoachman
| 2018-02-27 22:06
| 狛犬