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北海道photo一撮り旅

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札幌市をメインに北海道の四季の写真を届けます。当サイトの画像、文章などの引用はどなた様も御自由にお使いください。リンクも御自由にどうぞ (当サイトからの画像、文章などの引用に際しての責は引用者の自己責任でお願いします)

足寄神社 狛犬 足寄町

町として日本一広大な面積を持つ足寄町の「足寄神社」です。以前、Fly Fishingに耽溺し阿寒湖に通っていた頃、足寄の町を過ぎてから足寄峠までの距離が長くて、長くて~日本一広大な町だとしみじみ実感していました。神社由緒です

「明治三十五年足寄太地方の守護神として宮柱を建立。明治四十二年拝殿を造営。昭和六年社殿の造営、境内整備を実施。昭和十年二月十九日附を以て創立を許可された。昭和十六年九月十日、村社に列せられた。昭和十六年十二月三日、神饌幣帛料供進神社に指定。昭和三十年、町村合併に伴い「足寄神社」が設立された、、以下略」

狛犬は三対居ました。阿吽(あうん)は三対共定位置、参道で最初に出迎えてくれた奉納年不明の狛犬と拝殿前の平成十一年に奉納された二対は岡崎現代型で、材は花崗岩。もう一対、溶結凝灰岩で彫られた狛犬で、意匠が好いですね~貌立ちに威厳があり、均整のとれた体躯、特に吽形(うんぎょう)の素晴らしい、千尋の谷の故事から子獅子を踏みつける意匠が多いのですが、こちらは子獅子が玉と戯れ立ちあがり母親に守られている印象の狛犬でした。これまで多くの狛犬を見てきましたが「獅子が玉と戯れ立ちあがる」この意匠は珍しい。台座には「紀元二千六百年記念」とある事から昭和十五年の奉納でしょうか、奉納者名と共に「明治三十二年生 亥年會」とあり奉納者は五十一歳の時の奉納で、御存命なら百十九歳でしょうか、苦難の開拓の功なりて、狛犬の奉納、子獅子を守り玉を持たせ前に立たせる、開拓者の思いが彫り込まれた好い狛犬でした。

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「狛犬辞典」上杉千郷/著 「狛犬コレクション」三遊亭円丈/著
「狛犬かがみ」たくき よしみつ/著 「札幌の寺社」札幌市教育委員会
「獅子狛犬と龍」獅子狛犬研究会「神社と神道のQ&A」三橋健/著
「神社辞典」白井永二 土岐昌訓/著「神社と神様がよく解る本」島崎晋/著
「北海道の狛犬」丸浦 正弘/著「北前船寄港地と交易の物語」加藤貞仁著
「狛犬遍路みち」宇野 弘介/著 「獅子と狛犬」MIHO MUSEUM/編
「狛犬見聞録」廣江正幸・永井泰/著
「蝦夷地 場所請負人」ロバート・G・フラーシェム 
            ヨシコ・N・フラーシェム 
(出版社名略)

by flycoachman | 2018-12-18 22:07 | 狛犬