厳島神社(1) 狛犬 広島県
観光ツァーですから世界文化遺産、安芸の宮島「厳島神社」は外せませんね~以前に訪れたのが、四十年以上も前の事ですから記憶は曖昧で、参道を歩き景色や建物を見れば、なにやら記憶の奥底からリンクしてくるような~厳島神社の由緒などは「厳島神社(参照)」でご覧いただくとして、狛犬です。古く大きな神社ですから狛犬の数も多いので数回に分けて更新します。一対目は土産物屋が両側に並ぶ参道を抜け、御影石の明神鳥居の前で対座するブロンズ製の狛犬です。
阿吽(あうん)は定位置です。意匠は古いタイプの「獅子狛犬」で吽形(うんぎょう)の頭に短い角がみられます。奉納は大正八年八月、個人名の奉納でした。ブロンズ製の実に大きな狛犬ですから、よほど信仰心に篤く財力を持った方の奉納ですね~二対目は参道の途中に居ました。花崗岩製のこれも非常に大きな狛犬です。阿吽(あうん)は定位置、意匠は本場ならではの「尾道玉乗り型(広島型とも)」でした。奉納は明治四十年一月吉日 願主として個人名が刻されていました。尾道玉乗り型は古くから北前船で、北陸、東北、北海道にも運ばれ各地で見る事ができます、道内でも尾道玉乗り型を模した狛犬も多く見られます。
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「狛犬辞典」上杉千郷/著 「狛犬コレクション」三遊亭円丈/著
「狛犬かがみ」たくき よしみつ/著 「札幌の寺社」札幌市教育委員会
「獅子狛犬と龍」獅子狛犬研究会「神社と神道のQ&A」三橋健/著
「神社辞典」白井永二 土岐昌訓/著「神社と神様がよく解る本」島崎晋/著
「北海道の狛犬」丸浦 正弘/著「北前船寄港地と交易の物語」加藤貞仁著
「狛犬遍路みち」宇野 弘介/著 「獅子と狛犬」MIHO MUSEUM/編
「狛犬見聞録」廣江正幸・永井泰/著
「蝦夷地 場所請負人」ロバート・G・フラーシェム
ヨシコ・N・フラーシェム
(出版社名略)
by flycoachman
| 2019-02-22 21:25
| 狛犬