白鳥の編隊飛行
旅と酒を愛した歌人「若山牧水」の処女歌集「海の聲」からです。
序文「われは海の聲を愛す。潮青かるが見ゆるもよし見えざるもまたあしからじ、遠くちかく、断えみ 断えずみ、その無限の聲の不安おほきわが胸にかよふとき、われはげに云ひがたき、悲哀と慰籍とを覚えずんばあらず、、、以下略」
学校で習ったのか後に覚えたのか定かでありませんが、牧水と云えば「白鳥(しらとり)は、、」と「白玉の、、」歌を思い浮かべます。白鳥(しらとり)はハクチョウではなくカモメの事だそうです。
「白鳥は哀しからずや空の青海のあをにも染まずただよふ」
「白玉の 歯にしみとほる秋の夜の 酒は静かに飲むべかりけれ」
「真昼日のひかり青きに燃えさかる 炎ほのほか 哀かなしわが若さ燃ゆ」
by flycoachman
| 2019-04-04 21:11
| 野鳥