軍艦島(端島)2
世界文化遺産「軍艦島」の2回目です。石炭の採掘が本格化したのは明治2年の事だそうで、以来、明治23年には三菱が経営権を買い取り、大正5年には現在に残る日本で最初の鉄筋高層アパートが完成、狭い島の中には学校や病院はもちろん、映画館やパチンコ屋などあり生活の全てが島内で賄われていたそうです。
ガイドさんの説明によれば 国内でテレビ放送が始まった直後から高価なテレビが全世帯に有ったそうです「それは会社からの支給だったのですか?」と質問したところ、全て自前で購入したそうです~それほど高賃金だったのですね。軍艦島(端島)の手前に「高島炭鉱」があり同じく三菱の経営でした。
その高島の桟橋近くの公園には三菱の創始者「岩崎弥太郎」の大きなブロンズ像が睥睨するように建っていました。明治維新を成し遂げた薩長土肥の土佐の出身で、時の権力と結びつき「政商」として巨万の富を築き三菱は現在もなお軍需産業に大きく関わっている。憲法で交戦権を放棄したはずであるのに、日本の現在の政治状況を見れば「戦争」が出来る国にしたいと思っている勢力が台頭しているような気がしてならない、、
by flycoachman
| 2019-06-03 21:53
| 古い建物