石川啄木と山崎鶴吉(滝川公園)
滝川市と砂川市の境界には、石狩川最長の支流「空知川」があります。滝川市から空知川を越えの南側の砂川市に滝川公園があり、公園の名称に?と思い検索すれば、現公園部分は空知川の三日月湖だったのですね、暴れ川の空知川を護岸しシュートカットした際に行政区分が滝川市から砂川市に変わったようです。砂川市にあっても名称は滝川公園です。
名残の三日月湖には睡蓮が沢山咲いていました。やや寂びれた公園ですが、以前にも「石川啄木」の歌碑を訪ねた事があります。明治四十一年一月二十日、極貧の啄木は妻子を小樽に残し、釧路新聞社に乞われ蒸気機関車で空知川を渡ります~その際車窓から詠んだであろう歌が、昭和二十五年頃「滝川歌人会」経済界の浄財をもって建立されました。
その歌碑を再び写真に撮り、碑の後ろに遠慮気味に立つ小さな「建立協賛御芳名」を再読すれば、多くの芳名の末に「石工 山崎鶴吉」の名を見つけました。当ブログのカテゴリーに「狛犬」があります。北海道狛犬の嚆矢とも云える「山崎型狛犬」を広めた初代「山崎栄太郎」二代目「山崎岩吉」に続く「山崎鶴吉」が作った歌碑だったのですね~
鬱蒼とした公園で「鶴吉さん」に思いがけず出会い、いささか興奮気味の爺でした。
「空知川雪に埋もれて 鳥も見えず 岸辺の林に人ひとりゐき」一握の砂
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by flycoachman
| 2019-08-24 21:12
| 公園