2018年 02月 06日 ( 1 )

北海道の開拓を見れば、明治政府主導の下官費入植の屯田兵が果たした役割が大きいですが、屯田兵制度は明治三十七年に廃止されて十勝地方には駐屯していません。晩成社を率いる依田勉三が明治十六年に現在の下帯広村付近に入植し、後年、我勝ちにと日本中から移民団がやってきます。今日の「上帯広神社」付近には岐阜からの入植が多かったそうです。以下、由緒より

「明治三十八年当地先住者で岐阜県人の四ツ橋吉五郎が日露戦争より凱旋帰郷し、愛郷精神に燃え地域住民の精神的よりどころとして神社を奉斎し、地域の安泰と家庭の円満を期すことが必要と竹中五三郎・清水又吉・山口千代太郎・竹中捨吉の各氏と相議り、明治三十九年藤田いく所有地に社殿・鳥居を建立し、天照大御神を奉斎したのが創祀である、、以下略」

狛犬は一対、阿吽(あうん)は定位置で材は溶結凝灰岩ですね~奉納年は昭和三年九月建之 寄付者として男性三名が刻されていました。十勝地方狛犬は共通して、材は溶結凝灰岩、表情が温和、華美な装飾はなく、素朴、たてがみの渦巻きがアイヌ民族文様とも見える、など似た意匠で「十勝型」と命名しても良いかもしれませんね~思わず「イランカラプテ」と挨拶したくなる狛犬でした。
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参考資料)
「狛犬辞典」上杉千郷/著 「狛犬コレクション」三遊亭円丈/著
「狛犬かがみ」たくき よしみつ/著 「札幌の寺社」札幌市教育委員会
「獅子狛犬と龍」獅子狛犬研究会「神社と神道のQ&A」三橋健/著
「神社辞典」白井永二 土岐昌訓/著「神社と神様がよく解る本」島崎晋/著
「北海道の狛犬」丸浦 正弘/著「北前船寄港地と交易の物語」加藤貞仁著
「狛犬遍路みち」宇野 弘介/著 「獅子と狛犬」MIHO MUSEUM/編
「狛犬見聞録」廣江正幸・永井泰/著  「石匠山崎鶴吉と系譜」岩城之正/著 
(出版社名略)
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by flycoachman | 2018-02-06 22:36 | 狛犬