2018年 02月 17日 ( 1 )

「御影神社」の二回目です。拝殿に近いほうに対座しているのが花崗岩製「岡崎型」狛犬でした。奉納は男性の連名で昭和十四年六月十五日、阿吽(あうん)は定位置、見慣れた「岡崎型」でしたが、昭和十四年と云えば第二次世界大戦が始まろうとした年で、物価統制令や賃金統制令、さらに男子の長髪及び女子のパーマの禁止、厚生省通達で「産めよ殖やせよ国のため」の標語を掲げられ、さらに戦争に備え金属の強制供出など、軍事色が強まっていった年ですね (Wikipedia)

 そのような時勢に、大型の岡崎型(愛知県岡崎市で産出される花崗岩で作られた狛犬)が、十勝の国の小さな神社に奉納されている、経緯を考えれば、どうも腑に落ちない (製作費、輸送費、設置費を考えればそうとう高額であったと思われます) 以下、独断に満ちた爺の空想ではありますが、先日来、紹介している帯広市に本社を置く「森石材店」の存在です。同社HPの沿革から考えるに、創業は明治二十三年、滋賀県の彦根市、

大正二年に十勝で良質の花崗岩が採れることを知り、現清水町に移住とありました。彦根市と愛知県は隣接しており石工さんの往来は当然あり岡崎型の狛犬を彫った石工さんも多くいたのではないかと思います。「森石材店」の石工さんが持つ技術力の確かさは「上美生神社」でも見られますし、加工品は国産振興博覧会、開道50年記念博覧会などで多数の賞を受けたとも記載がありました。昭和14年の時勢を考えれば、「御影神社」の岡崎型狛犬は、地元の石工さんが地元の花崗岩を材として確かな技術で彫り上げた~爺の空想でした。
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参考資料)
「狛犬辞典」上杉千郷/著 「狛犬コレクション」三遊亭円丈/著
「狛犬かがみ」たくき よしみつ/著 「札幌の寺社」札幌市教育委員会
「獅子狛犬と龍」獅子狛犬研究会「神社と神道のQ&A」三橋健/著
「神社辞典」白井永二 土岐昌訓/著「神社と神様がよく解る本」島崎晋/著
「北海道の狛犬」丸浦 正弘/著「北前船寄港地と交易の物語」加藤貞仁著
「狛犬遍路みち」宇野 弘介/著 「獅子と狛犬」MIHO MUSEUM/編
「狛犬見聞録」廣江正幸・永井泰/著  
(出版社名略)
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by flycoachman | 2018-02-17 21:34 | 狛犬