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大つごもりの夜       

今年も残すところ数時間、思い返せば、昨年も同じく中島公園の歳の市をUPしたような、市電が昭和48年の廃止以来、駅前通りに復活したそうで、撮ってきました。ファインダーを覗けば、42年前の華やかで猥雑で熱気が有った人混みは そこには無く、整然とガードマンに誘導されている様を見れば、従順で着膨れた羊の群れを連想してしまう、三越のライオン像に「狛犬」を思い重ね感謝の念をもって一枚撮り、大通公園のイルミネーションを数枚撮りハート型の電飾に来年の幸運を祈ってきました。思いつくままに書き連ねてきた拙い文章と写真ですが、多くの方のご来訪、感謝にたえません、来る年が皆さまにとって良い年でありますように、ありがとうございました。
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by flycoachman | 2015-12-31 22:46 | 札幌

狛犬の貌 

今年も残りわずかですね、今年の総集編?として狛犬の貌を集めてスライドショーで動画を作ってみました、ユーチューブにUPしてから、ブログに貼り付けです。来年も体力の続く限り、狛犬行脚を行いたいと思っていますが、さて、どうなることやら、、、にほんブログ村 写真ブログ 北海道風景写真へ
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by flycoachman | 2015-12-30 22:30 | 狛犬

「稲荷神社」狛犬(泊村)

神社庁のデーターベースに依れば、泊村に「稲荷神社」は三社もあり混同を避けるた住所を記します。泊村大字堀株村84番地、鳥居の周囲や参道階段も雑草が生茂り、小さな狛犬なども草に埋もれていました。泊原発のすぐ隣に位置し、崇敬者数百二十人ほどの小さな社は、原発マネーの恩恵でしょうか、社も鳥居も狛犬も新しいものでしたが、漁業の安全や豊漁を願うはずの氏子中は廃業や転職で故郷を出て行ったのかも知れません~原子力発電所が稼働すると言う事は故郷も文化も崩壊することかも知れませんね~新しい社や鳥居ではありますが、雑草ばかりが目立つ境内でそんな事を考えてしまいました。狛犬は昭和六十一年の奉納で新しいものでしたが、珍しく阿形(あぎょう)は獅子 吽形(うんぎょう)が一角のある狛犬でした。
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by flycoachman | 2015-12-29 23:45 | 狛犬

「厳島神社」狛犬(神恵内村)

今日は積丹半島を西へと横断して神恵内「厳島神社」です。この神社も古い歴史を持っていますね~文禄三年と言いますから四百十二年前です「奥羽地方の漁民を誘導し、西蝦夷地フウーレ(神恵内)を開発した、、」と由緒にありました。春、北陸(関西発は後の時代で寛永の頃)を出航した北前船(四百年も前は弁財船、千石船)は対馬海流に乗り南風を満帆に受け、一航海千両の利益と言われる生活物資を積み蝦夷各地へ交易をしながらの航海でした~

明治期の北前船は北海道のほとんどを商圏とし、神恵内村の神社の鳥居も狛犬も船底のバラスト代わりに積み込まれ届られたのですね~そんな事を思いながら狛犬を眺めれば愛しさが一層わきます。「厳島神社」ですが、鳥居が三基あり二基目の朱の鳥居は珍しい「両部鳥居」ですね、拝殿前の御影製の明神鳥居も立派なもので明治四十一年の奉納です。狛犬はやや小ぶりで明治四十四年の奉納、台座には船名や船長の名も刻されています。阿吽(あうん)は定位置、花崗岩と思われます。硬い花崗岩と言えども明治期からの風雪を耐えればご覧のごとく角も風化し表情も優しくなっているような、、、
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by flycoachman | 2015-12-28 22:48 | 狛犬

「美国神社」3 狛犬(積丹町)

三対もの素晴らしい狛犬に魅入られて、「美国神社」の由緒を失念しておりました。創祀が享保十年ですから二百九十年前「徳川 吉宗」の時代なんですね~それほど古い時代から交易のため和人がこの地に来ていたとは驚くばかりです。由来に依ると

享保十年、京都伏見稲荷大社の御分霊を奉斎し、稲荷神社と称したことに始まる。明治八年郷社に列す。明治二十五年十月三十一日稲荷神社を美国神社に改称する願い出をし、明治二十六年五月二十五日許可された。明治四十四年二月十七日船澗村大綿津見神社ほか五社の合祀を出願、同年五月二十九日許可が下り、十月十日に合祀した。同年には二月十七日船澗村稲荷神社の合祀の儀も出願され、翌年七月四日に合祀されている、、、以下略

とありました。今日の狛犬は本殿の右横の末社にいた出雲構え型で来待石製狛犬です。阿吽(あうん)は反対で奉納年が明治十一年、明治の十年代の奉納としては、すこぶる保存状態が好く、風化し易い「来待石」である事を考えれば氏子中に大切にされてきた狛犬だったのでしょうね~さらに推測すれば小柄な狛犬であることから、これほどの状態を保っていられたのは奉納当初は神殿あるいは拝殿内に置かれていたのかもしれませんね(狛犬が日本に伝来した当時は神殿内に置かれていた)「美国神社」の三対の狛犬はどれも一見の値のあるものばかりでした。

今回は雨中の撮影でしが、次回撮る機会があれば青空を背景に撮りたいですね~最後の画像は拝殿の木鼻です、欄間の鶴と共に両側に獅子頭の木鼻、これらの彫刻も素晴らしいですね、古い時代から関西や北陸の文化が伝わり、特に日本海側の神社には多くの彫刻が見られます。これらの事象は漁業や海産物などの交易によって、大いに潤った近江商人を中心とした商人たちが競って奉納したものでしょう、、
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「参考資料」
「狛犬辞典」上杉千郷著 「狛犬コレクション」三遊亭円丈著
「狛犬かがみ」たくき よしみつ著 「札幌の寺社」札幌市教育委員会
「獅子狛犬と龍」獅子狛犬研究会「神社と神道のQ&A」三橋健著
「神社辞典」白井永二 土岐昌訓著「神社と神様がよく解る本」島崎晋著
「北海道の狛犬」丸浦 正弘著「北前船寄港地と交易の物語」加藤貞仁著
「狛犬遍路みち」宇野 弘介著  
(出版社名略)

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by flycoachman | 2015-12-27 22:15 | 狛犬

「美国神社」2 狛犬(積丹町)

昨日に続き積丹町「美国神社」二対目の狛犬です。これまで趣味の範疇ながら多くの狛犬を見てきましたが、これほど造形的に優れた狛犬を見たのは初めてで感動しました。狛犬関係の書物でも優れた造形美を称えており、多少の予備知識を持って訪れたのですが、折からの雨の中、カメラを向けるのも忘れてしばし見入っていました。これまで見てきたどの意匠にも当てはまらないオリジナリティ、動物としての躍動感、細部に至るまで独創性が見えますね~

盤座に彫られた牡丹などは額縁と呼ばれる枠よりかなり浮き上がって彫られ、吽形(うんぎょう)の盤座の牡丹などもパターン化されたものを否定したのか、枝の先に一輪の牡丹が彫られていました。石工さんの仕事と言うより「芸術作品」の感も漂います。漁村の小さな神社より西欧の古城にあっても違和感のない作品ですね~阿吽(あうん)は反対 大正十年の奉納です。盤座には「小樽 石工 加茂卯之助」の銘が入っています。

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by flycoachman | 2015-12-26 22:22 | 狛犬

「美国神社」1 狛犬 (積丹町)

以前、Fly Fishing に耽溺していたころ、冬のアメマス釣りに毎週のように通ったのが積丹町の美国や野塚海岸でした、その「美国神社」には狛犬が三対、いずれも保存状態は良く、意匠の優れたもので狛犬関係の書籍には必ず紹介される一対が居ます。その狛犬は明日の更新として、、今日の狛犬は大正十三年奉納で、阿吽(あうん)は定位置、軟石のような感じもありますが不明とします。盤座には大きな文字で奉献者の名前と奉納年が刻されていますが、石工の名はありません。全体にバランスの良い狛犬ですね~高い台座が幸いしたのか大きな破損も見られません、この一対ばかりではなく、三対とも状態がいいですね~明日は残りの二対です。
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by flycoachman | 2015-12-25 22:28 | 狛犬

「仁木神社」狛犬(仁木町)

仁木町はサクランボやリンゴなどフルーツの町で爽やかなイメージが強いですね~私などは、仁木町=「島本虎三」の(古過ぎるか?)印象で公害や汚職などとは、無縁でクリーンな町のイメージですね、、今日の神社は「仁木神社」です。由来を読めば、明治十二年徳島藩家臣「仁木 竹吉」が百十七戸の住民を率いて渡道し、、、とあり「仁木町」の名の由来を知りました。以下仁木神社御由緒略記からです

本神社は明治12年旧徳島藩家臣仁木竹吉が先達となり、117戸の開拓移民を率いて本町に移住した折、郷土の守護神であった八幡社・祇園社・地神社を地域毎に鎮斎したのが創祀である。天然染料の藍は江戸期から徳島の特産品であったが、この年開拓使は特に藍麻製造規則を設けて藍作を保護した。仁木竹吉は出身地の徳島県川島町の例にならい明治13年余市川中流の原野に藍を試作し、同14年には入植者のほぼ全員に当たる172戸が開拓地に藍を植えて換金作物としていたが、明治30年以降化学染料に押され藍畑は水田に変わっていった。明治36年地域毎に鎮祭していた諸神を合祀して鎮守神とし、社号を仁木神社と改めた。明治37年社殿を造営し昭和6年2月4日村社に列せられ、昭和7年7月21日幣帛料供進神社に指定され、昭和9年には現在の社殿が造営されている。昭和38年御鎮座60年奉祝祭を執行し、昭和63年9月18日御鎮座85年奉祝祭を斎行し、現社務所を建築。平成12年8月30日御鎮座百年記念事業社殿改修工事遷座祭斎行。平成15年9月17日御鎮座百年式年大祭を斎行」(神社庁HPより)

狛犬は一対、昭和十年の奉納です。阿吽(あうん)は定位置 風化しやすい来待石の狛犬ですが、昭和に入ってからの奉納なのでまだまだ現役ですね~
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by flycoachman | 2015-12-24 22:30 | 狛犬

「厳島神社」シコロの碑(古平町)

狛犬を訪ねて古平町の「厳島神社」に来てみましたが、残念ながら不在でした。社殿は新しく、近年改築されたものと思われます。鳥居が二基あり、一基めは上部(笠木、島木、貫)が、珍しい木製で柱が鉄製でした。参道の石段前の二基目の鳥居は御影石の古いもので「弘化」の年号なんですね~しかも奉納者が「運上家」と刻されていました。正確には「下ヨイチ運上家」です。その昔、知行主である松前藩が商人(場所請負人)に運上金を支払う事を条件に、土地や漁業権を貸し与え、商人は→支配人(責任者)を駐在させ、→通辞(アイヌ民族の通訳)→帳役→惣乙名(以下アイヌ民族)→脇乙名→小使→平土人などの職制を押し付け、搾取を続けて民族の尊厳を踏みにじって来た歴史があります。

1456年から数度起こった「コシャマインの乱」さらに212年後には「シャクシャインの乱」その後121年後に起こった「クナシリ・メナシの乱」そのほかにも小さな反乱は至る所で起こっていました。和人との交易の祭「メノコ勘定」に代表される搾取は、商人が人権や尊厳を無視した利益至上、現代において民法を蔑ろにするブラック企業と同一のものでしょう、、、話は逸れました、、狭い境内ですが、心の広い人々が建立した「シコロの碑」があります。シコロとはアイヌ語の転訛でキハダの木の事だそうです。

明治四十五年三月十九日、古平の港は大シケで前日から停泊していた「第二出羽丸」(百八十人乗船)は風に煽られ厳島神社前の岩礁に座礁したそうです~救助のため綱(つな)を船まで渡そうとするも、大シケの海では中々届きません、見かねた若者が必死の覚悟で海に飛び込み綱を船へと届けた後、太い綱を手繰り寄せ、吊り下げた竹籠で全員救助したそうです。この時、岸側に綱を繋いだのが「シコロの木」だったそうです。村民全員での救助は美談として後世に伝わっています。この話には、さらに後日談がありまして、救助された当時二十歳の女性の御子息が、古平の皆さんの美談を後世に伝えたいとの思いから寄付を申し出、厳島神社境内に「シコロの碑」を建立したのが昭和六十年だそうです。(参考 伝えたいふるさとの100話)
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by flycoachman | 2015-12-23 22:37 | アイヌ民族

「恵比須神社」狛犬(古平町)

古平町の「恵比須神社」です。小樽から余市、古平と数か所の神社を訪ねれば、古い狛犬が多く歴史の重みを感じます~三百年以上前より交易船(北前船)で関西、北陸、東北の物資や文化や神様、狛犬、鳥居までも北海道へと運ばれたのですね~また、帰りの船荷には昆布などの海産物が積まれ、関西の出汁文化にまで影響を与えたそうです。北前船の航路は「西廻り航路」と呼ばれていましたが、現在では「コンブロード」とも言われるようです。

「恵比須神社」も古いですね~弘化四年の創祀で、小祠ながら百六十八年の重みを持つ神社です。狛犬がこれもまた、いいですね~海岸に近く潮風に晒された性か、来待石の黄色が退色して白っぽくなっています、脚部には割れも見られますが、氏子さんが(たぶん漁師さん)ロープで補修してありました。近隣の他の神社では新しい岡崎型の狛犬も多く見られますが、ここの古い狛犬、風化し損傷しても社を守っている姿には感動します。阿吽(あうん)は定位置 奉納が明治四十一年となっていました。

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by flycoachman | 2015-12-22 22:25 | 狛犬


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